三省堂デイリーコンサイス体験版を利用してみた。

XML Webサービス対応三省堂デイリーコンサイス体験版

体験版なのでいつまでサービスを提供してくれるのか分からんが、勉強にはもってこいな感じ。三省堂さんに感謝。
使える辞書は下記の通り。

三省堂デイリーコンサイス英和辞典(57,000項目)
三省堂デイリーコンサイス和英辞典(63,000項目)
三省堂デイリーコンサイス国語辞典(70,000項目)

ここでは、googleのようにAPIは公開されていない。
サンプルプログラムはあるが、VS.net版である。
Javaで利用するには、インターフェース定義(WSDL)を使うことになる。
WSDLからJavaで利用するAPIを構築するのだが、Apache axisを利用することで簡単に作成出来る。
開発環境は、もちろんEclipseを使用する。

APIの作成

axisの最新版と、WSDLをダウンロードする。
axisは解凍しておく。

axis
WSDL

  1. Eclipseにて新規にプロジェクトを作成する。
  2. ビルドパスのライブラリに、axisのLibフォルダ配下にあるJarファイル全てを追加する。
  3. プロジェクトのカレントフォルダへダウンロードしたWSDLファイルをコピーする。
  4. Javaアプリケーションの実行で下記の内容を新規追加する。

    Nama : 任意
    Project : 新規に作成したプロジェクト
    Include external jars when searching for a main class : チェックする
    Main class : org.apache.axis.wsdl.WSDL2Java
    Program arguments : -v -W -p jp.co.est.btonic.soap.netdic WSDLファイル名

以上で、jp.co.est.btonic.soap.netdic というパッケージ配下にAPIが作成された。
通常の開発では、ソース用のフォルダを作成しているだろうから、そちらへ移動してコンパイルする。

APIを利用して辞書データへアクセス

ここでは、簡単に説明します。
細かく説明するよりソースを見た方が早いだろうからプロジェクトごとアップするのでダウンロードしてみて下さい。
各種のJarファイルは入ってないので各自で取得してlibフォルダへ放り込んでください。
Download NetDicv08Demo
使用するインタフェースは、下記の通りです。
詳細は、各methodの解説を参照してください。

利用可能な辞書の取得 : NetDicV08Soap.getDicList(GetDicList)
辞書検索の実行 : NetDicV08Soap.searchDicItem(SearchDicItem)
辞書項目の取得 : NetDicV08Soap.getDicItem(GetDicItem)

利用方法は下記のような感じになるだろう。
実際に三省堂 Web Dictionaryを見ながらであれば、理解できると思う。

  1. 利用可能な辞書の取得を行って辞書IDや、名前等を取得する。
  2. 辞書IDを使って、キーワードの検索を実行する。
    この時、辞書の項目毎にID、タイトル、内容等が取得出来る。

    例)国語辞典で「辞書」を検索してタイトルを10件分、内容を1件分取得。

  3. 取得した辞書ID、項目IDを使って特定の項目だけ取得する。

    例)上記で取得したタイトルの5件目の内容を取得。

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